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脅威に遭遇したら、すぐに対応しよう

サイバー犯罪の脅威は世界の国や企業に大きな影を落としています。脅威は増すばかりの状況で、毎日のように新しい脅威が出現し、混乱と破壊をもたらしています。
 
Facebook、Google+、Uberなどの大手テック企業でさえもセキュリティ侵害を受け、そのニュースが世界中のメディアを賑わせています。当然のことながら、世界中のどのメディアでも、サイバーセキュリティ関連のニュースは大きく報道されます。
英国は、ハッカーの先を読み、デジタル脅威に対抗するための取り組みを積極的に行っています。
 
先端技術の安全性を重視し、その確保を目指して先頭に立ってきたのは英国政府です。政府は包括的な国家サイバーセキュリティ戦略を策定し、国立サイバーセキュリティセンター (NCSC) を設立して、同戦略に基づいた取組みを推進するために19億ポンドを拠出することを表明しました。NCSCはロンドンに本部を置き、最初の2年だけで一週間に10件以上のサイバー攻撃に対処しました。また、英国のオンライン防衛のために 積極的サイバー防衛 (ACD) というプロジェクトを立ち上げ、フィッシング攻撃を半減させることに成功しました。2017年9月から2018年8月の間に、英国内の138,398ものフィッシングサイトを削除することができました。
 
サイバーセキュリティ業界の成長を支援し、世界トップクラスのサイバー人材を育成して、サイバー攻撃を阻止するために、助成金も出しています。2018年にマンチェスターで開催された「CYBERUK」という政府主催のイベントには、2,500人もの参加者が集まりました。
 
サイバーセキュリティリスクは企業の経営リスクとして認識されています。英国の企業にはすでに58,000人以上がサイバーセキュリティ関連の仕事に従事しています。この分野の就業者数は過去5年間に168%増加しました。英国では14の大学がサイバーセキュリティの研究開発センターを持っており、優秀な人材の宝庫となっています。
 
スタートアップの起業も盛んに行われています。例えば、ThreatInformerはサイバーセキュリティ保険の見積もりを行うため自動リスク評価を提供します。Aimbrainは生体認証技術を用いて顧客IDを管理するシステムを提供しています。セキュリティのイノベーションを生み出し続けることで、英国はハッカーの一歩先を行くことができるのです。
 
豊富な人材、政府の支援、技術革新の歴史に支えられて、英国はデジタルセキュリティ技術の最前線に立っています。
次のブログでは、データを活用してサイバー犯罪と戦う英国のサイバーセキュリティスタートアップをご紹介します。お楽しみに。

 

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