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イノベーションを日本とともに リオ ティント社の描く未来

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長年にわたる日本とのパートナーシップ

 

英国大使館では、英国と日本のパートナーシップ強化を目的に、現在「UK in JAPAN 2019-20」というキャンペーンを実施しています。そして、クリーン成長をテーマとするこのキャンペーンの一部、 「Clean Growth GREAT Week」をサポートするのが、世界的な資源グループであるリオ ティント(Rio Tinto)社です。

今回は、同社のコーポレート・リレーションズ担当グループ・エグゼクティブであるシモーン・二ヴェン(Simone Niven)氏に、日本との関係や「UK in JAPAN 2019-20」について伺いました。(プロフィールは記事末尾に記載しております)

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まずはリオ ティントのこと、そして、現在進められている日本企業との取り組みについてお聞かせください。

リオ ティントの歴史は1873年までさかのぼります。スコットランドの起業家、ヒュー・マシソンが率いる英国、欧州の投資家グループが、スペインのリオティント銅山を買収したことがその始まりです。

日本との本格的なビジネスが始まるのは1960年代に入ってからです。おかげさまで2016年には、豪ダンピア港から八幡製鉄所に鉄鉱石の出荷を開始して50年という節目を迎えました。

当社は日本への最大の鉄鉱石サプライヤーとして、長年にわたって良好な関係を築き上げてきました。他にも、アルミニウム、銅、産業用鉱産物(ホウ砂、酸化チタン、塩など)、ダイヤモンド など、日本と取引する資源の種類は多岐に渡ります。これらは、日本のパートナー企業によって、車、建物、橋、電子機器など、身近なものの材料へと作り変えられています。

リオ ティントは、日本企業から採掘機器や資機材を購入しているほか、日本の船舶や海上輸送ラインを使って製品を世界中に運んでいます。リオ ティントの世界中の操業や探査プロジェクトで多くの日本企業が当社の合弁パートナーになっていますし、日本の企業は、鉱山現場への自動化技術の導入のようなイノベーションを共に進める仲間でもあります。日本はリオ ティントにとって重要なパートナーなのです。

 

クリーン成長(Clean Growth)のため、資源会社としてできること

 

次に、「UK in JAPAN 2019-20」に関しての質問です。

リオ ティント社が、このプログラムに賛同される理由、また、これを通して達成しようとされていることは何でしょうか。

環境に配慮したクリーンな経済成長がテーマの「Clean Growth GREAT Week」をサポートできることを誇りに感じています。先ほどお話ししたように、私たちが日本に供給している鉱物や金属などの資源は、皆さんの日常を取り巻く多くのものに使われています。その意味で、リオ ティントの事業は日本のいたるところに関わりがあると言ってよいでしょう。

この関わりは将来的にも続くと考えています。今後、私たちの生産する製品は低炭素化を目指す経済活動にも不可欠になるでしょう。たとえば、銅は再生可能エネルギーの分野や電気自動車の分野に主要な物質です。軽くて成形性に優れるアルミニウムは、自動車の燃料効率を改善します。「Clean Growth GREAT Week」のテーマのひとつでもある風力発電もそうですね。風力タービンには、銅、鋼鉄、アルミニウムが必要とされています。

今回のスポンサーシップは、当社が気候変動に対してどう取り組んでいるかを紹介するためのすばらしい機会であると考えています。リオ ティントが気候変動への答えをすべて持っているわけではありません。しかし、その解決に貢献できると確信しています。

 

英国は2020年11月にイタリアと共同でCOP26を主催しますが、これは「Clean Growth GREAT Weeks」でも注力して扱われるトピックです。

リオ ティント社も、COP26に関して何か取り組みをされる予定でしょうか?

まさに、COP26にどう貢献するのが最善かを検討しているところです。 こうしたフォーラムは、気候変動への対策を国際的に話し合い、推進していくために極めて重要な場所です。当社も積極的に議論に参加してゆきたいと思っています。

 

未来へとつなげる新しい取り組み

 

最後に、これからの日本とのビジネスで目指されていることはありますでしょうか。

私たちは、今後も人類の進歩にとって不可欠な資源を日本のために提供してゆきます。同時に、世界は刻一刻と変化しています。未来へつながるイノベーションのために、あらゆる面での協力のかたちを、日本の皆さまとともに探ってゆこうと思っています。

たとえば、気候変動への対策は喫緊の課題でイノベーションが求められています。私たちは、バリューチェーン全体の協力こそがこの気候変動に立ち向かうために必要だと信じています。実際にアップル社やアルコア社とパートナーシップを結んで、ゼロカーボンのアルミニウム製錬技術を開発するなどしています。そのほか、中国宝武鋼鉄集団とはスチールバリューチェーンの炭素削減を検討しているところです。こうした取り組みにおいても、日本とのパートナーシップを歓迎します。

 

<プロフィール>

シモーン・二ヴェン

2008年、リオ ティント入社。現在はコーポレート・リレーションズ担当グループ・エグゼクティブとして、政府関係、サステナビリティー、地域社会、ブランディング、メディア、従業員関係などあらゆるコミュニケーション活動を指揮するほか、世界各地のオフィスのエグゼクティブも兼任。パートナーシップに係るビジョンの構築、気候変動や人権、トランスペアレンシーなどの課題への取り組みや、グローバルの、また各国・地域の市場の戦略開発にも携わる。2018年には、リオ ティントのESGへの取り組みを再検討するプロジェクトの立案者となった。過去15年以上にわたり、ボーダフォン、ユナイテッドテクノロジーズなどの世界的企業でコーポレート・リレーション分野のキャリアを重ね現職に至る。

 

ライター:石野雄一